リュミエール兄弟が1895年に作った最初期の映画『列車の到着』という有名な1分間の映画があります。この映画を見た人々の噂が広まって、イギリスでは日がな一日中列車の通過を待って何事が起こるのかとレールの脇に群がった事実があります。噂の主はおそらく自分が見た映画そのものの存在をうまく周囲に伝えることができなかったのでしょう。……1990年ごろに初めてインターネットに接したとき、どうしたらこんなことができるのかと驚愕した経験があります。「何を伝わってやって来るの?」と質問しました。彼は答えられませんでした。答えは簡単ですね、電話線(通信ケーブル)です。と言うように、時代の節々で新しいものが現れた時の驚愕エピソードを紹介します。
用語解説のパートでは映画/ヴィデオ(ファウンドフッテージ Found footage等)とデジタル/インターネット(AR技術=Augmented Reality 拡張現実等)の新旧メディアに分類して、用語の解説を行います。