連載ー2
小説「フィルム、ヴィデオ、デジタル」
この小説に登場する人々
ト書き 中島崇。シャローック・ホームスのワトソン医師役もどき
細江さん(Aさん) 2階の手前の部屋にいた人。実質的には主人公
藤野さん(Dさん) 96歳の隣の人。婆さん
国貞さん(Eさん) Aさんの知り合い。眼光が鋭い
澤田さん(Bさん) 中島と会話した人物。Cさんを母親にもつ
寺林さん(Gさん) 2階の奥の部屋にいた人。 中島と会話した人物。
細江は分かっているのか分からないのかいずれにせよその辺りは曖昧だが、相変わらず「般相変わらず細江さんはどうでもいい「般若心境」を唱えている。その隣には、いつ来たのかは知れず寺林さんが細江さんと話し合っている。俺は最後に竹林さんと話したのも事実だし、また竹林さんと隣で話し合いたいとう思ったがやめにした。その理由は細江さんとずいぶん親しく話し込んでいるからだ。
細江さん「ずいぶん長かったじゃない。家賃はどこで稼いだ」
寺林さん「大阪の釜ヶ崎に、ちっといた」
などと話している。翌週兄貴がすみませんとやって来て、兄貴と俺は二人して冷たい水で13はあるパソコンの部品を洗っていた事を思い出す。そのお礼に俺はダントツに売れている山梨県の図書券について語っている。兄は教育大の出で、すこぶる天才肌なのだ。その肌色が合わず、弟は厄介な存在となってしまったと兄はこぼす。
とにかく先頭は再び体をなし、それに続く白装束の我々はしがない太鼓にバチで音を立ててそれに続くのだ。
